31年前、私は神学校を卒業してからすぐ、カルフォルニア・ロサンゼルス郊外へ日本人伝道のために家族で宣教師として派遣された。そこが私の初めて経験する教会開拓であった。自宅のリビングを礼拝堂として使用してのスタートで、教会名は「ラグナヒルズ・ミラクル・チャーチ」。命名したのは大川従道先生だった。私は正直「奇抜な名前でカルトと間違えられないかな?」と内心心配していた。しかし、主の教会にはミラクルは起こるもので、最初の年から受洗者が与えられた。そしてその当時集まるようになった3人の独身の青年たちは全員献身して牧師となった。あれから31年後、二度目の開拓で美しい会堂が与えられた。賜物溢れる役員さんたち、そして愛と恵みに溢れたメンバーが与えられ、そこに最強の聖霊さまのお力が加わって、少人数ではあるが力強い群れに成長していった。花園チャペルがスタートして既に2回の礼拝を行なったが、まだミラクルは継続している。先日近所の人たちのために開催した新会堂見学会に来てくれた子どもが日曜日のギター教室に来てくれた。子どもたちの集会“花まるキッズクラブ”も早くして欲しいと促され急遽11月から始まることになった。朝の礼拝でも癒しが起こった。午後の礼拝では、毎日教会の掲示板を見ながら通勤しているという方が、会堂に足を踏み入れ参加してくださった。あの大声で恫喝してきた“おっちゃん”は、謝罪に来られて以来、近所の人も驚くほどに大人しくなった。駐車スペースを提供くださっているお隣の製作所にレストランIMUから感謝の印にとキンパ、チヂミ、ヤムニョムチキン、キムチの弁当を従業員36人分に差し入れすると、会長さんの息子さんが美味しかったからと、早速、堺チャペルのあるレストランIMUに食べにこられて二人で十品食べてお持ち帰りも沢山注文して帰られたとの報告を聞いた。 
 主の勢いをよみの門も止めることはできない。花園チャペルを“ミラクルチャーチ”と囁く人が現れた。ハレルヤ主よ感謝します。栄光在主。