私たちの教会は、不思議なことに子どもたちが集まるようになった。夕拝をしている堺チャペルにも親に連れられてくる子が5,6名いて、礼拝の裏でキッズクラスをしている。日曜日の花園チャペルは、朝9時ごろから堺チャペルへ出発するまでの午後3時半まで小学生が入り浸っている。平日も学校が終わる時間帯にチャペルにいると芋づる式に10人前後が遊びに来る。私はそこまで子どもたちと関わることは望んでいなかったが、今は名前を覚えるように努力し、娘と共に登下校時に旗を持って横断案内するアイガード(見守り)になり、昨日は近所の小学校の運動会に来賓として招待され観覧させていただいた。いつまでこの波が続くかはわからないが、主が導かれるまでさせていただくしかない。
無邪気に遊ぶ小学生たちには何も悩みがないように見えるが、一人一人と関わっていくうちに“闇”の部分も垣間見えてきた。複雑な家庭環境、友達ができない孤独、人間関係の亀裂など大人だけではなく子どもたちも傷つき悩んでいるということに気が付かされた。居場所を求めて教会に来ている子もいるだろう。しかし教会にはそのような子たちに伝えるべき“お方”がおられることを感謝している。これは世の中の児童カウンセラーには持ち合わせていない“答え”であり“解決策”である。
私も留学時代に言葉も通じない、友達もいない孤独を味わい夜空を見上げながら涙したことがあったが、この“お方”が私の友となってくださり、孤独の壁を乗り越えていくことができた。その“お方”の名前は、「イエス・キリスト」。このお方に、私たちの救いと希望と答えと解決と励ましがあることを伝えたいゆえに私は牧師になった。そして人々が変えられていく姿を実際に見させていただいてきた。このお方を心にお迎えする人生は、そうでない人生よりも格段の差がある。イエス・キリストにお任せすることにより与えられる平安と満足は計り知れない。この恵みをすべての人に伝えたい。
いよいよ必要に迫られて来月から毎月第一週目の土曜日に土曜キッズクラスを開始する。皆さまの祈りあっての教会です。栄光在主。