クリスマスが近づくにつれ、街はイルミネーションで着飾り、お店も活気が出てくる。クリスマスをどのように過ごそうかとプランを立てながら楽しむ人たちもいる。しかし必ずしもみんなが楽しんでいるわけではない。このシーズンになると憂鬱になる人もいる。スーパーで家族連れを見る度に胸が痛くなって目を背けたくなったり、長期休暇で旅行に行こうとしているカップルを見ると気持ちが沈んでしまう人もいるようです。それは心の奥底にある“空白感”や“孤独感”が“クリスマス”を引き金に表面化していると考えることができます。以前にある青年が「僕には友達もたくさんいます。一緒に遊んでいる時やお酒を飲んでいるときは楽しいけれど、その後、家に帰ると空しい気持ちになるのです。一体どういうことなのでしょうか?」と相談しにこられた人がいた。これは私たち人間が創造主なる神に造られ、一人一人の心の中には、神にしか満たすことができない部分を造っておられる故のサインのようなものです。家族や友達がいたら孤独はなくなるのか? そんなことはない。人によっても、物によっても、お金によっても、絶対に満たすことができない部分が人間の中にはあるのです。人を含めて、この世にあるものは全て流動的です。その考え方や形も時代と共に変化していきます。どんなに信頼している人がいてもあなたを裏切りガッカリさせることは必ずあるでしょう。人はこの空白を満たすために一生懸命に何かで穴埋めしようとする。しかし人は所詮離せば落ち、落ちれば割れるもろくて小さな土の器でしかありません。ペンキをもって色をつけても、ネオンの明かりで着飾っても一時的な満足にしかなりません。
 クリスマスが辛い人は幸いです。それは神さまが満たしたいと送っておられるサインだからです。あなたのその心にイエスさまは生まれたいと願っておられます。永遠に変わらない無条件の愛を受け入れるときに人は永続的な満足と安息を覚えることができます。メリークリスマス!