花園チャペルに移転してからミラクルばかりではなく、ホッコリすることも毎週起こる。先週は建築委員会のミーティングが牧師室で行われたが、役員の一人が「私たちにミーティングする部屋があるって凄くないですか?!」と言われた。私も同感である。今まで借り物の場所では、部屋は二部屋しかなく、何をするにも他のグループなどに気を使いながらであった。他の部屋では、献堂式の記念品の包装する作業が同時に行なわれている。途中で近所の小学生が遊びに来たが追い返す必要はなくヤング&キッズの部屋でギターを弾いたりゲームをして遊んで帰っていった。会堂では午後礼拝のリハーサルが行われている。「これが私たちの求めていた教会の姿だな」とホッコリしながら、この贅沢が当たり前になったり慣れっこにならないよう気を付けなければならないと思った。
 平日にも近所の高校生や小学生が遊びに来ることがあるが、それぞれ帰るときに「教会最高!」「教会love!」とか「キリスト教会いいね!」と平気で口にする子どもたちにホッコリさせられる。彼らもホッコリしすぎてなかなか家に帰らない。皆さま口をそろえて言われるのは、「花園チャペルは教会の建物というより家にいる感じがする」とのこと。確かに居心地良くて、いつまでも居たくなる。
 沢山の小学生が教会前を通って帰宅しているが、たまにピンポンダッシュする子がいる。先日たまたまピンポンが鳴った瞬間にドアを開けると逃げていく小学生の男女が数名。逃げる姿をジッと見ていると、一人の女の子が私に気付いて、深々と頭をさげて「ごめんなさい!」と謝っている。後で防犯カメラ映像を確認すると、女の子が「押したらダメ!」その直後男の子がインターホンを押して逃げている。犯人は男の子なのに、何の言い訳もせずに女の子が謝っていたことに感動を覚えた。それ以来ピンポンダッシュはパタリ無くなった。罪無きイエスさまが十字架にかかり私たちの罪をかぶってくださった。ただただ感謝しかない。