先日は建築中の花園チャペルで二度目のメッセージをさせていただいた。一回目は起工式で、二回目が上棟式です。上棟式とは梁や柱などの骨組みが完成し、木造住宅の場合は最上部に棟木を上げる儀式で、「棟上げ(むねあげ)」「建前(たてまえ)」とも呼ばれ、ここまで無事に工事が進んだことに対する感謝の気持ちとともに、無事に家が完成することを祈願します。最近では一般の家を建てる場合でも省略するケースが多くなったようですし、教会では起工式一回のみが通常であろうかと思いますが、今回はハウスメーカーさん側の希望と大工さんたちのためにもお願いしたいとの要望があり行ないました。
 式辞は大工さんたちに向けてお話ししました。「聖書に『主が家を建てられるのでなければ、建てる者の勤労はむなしい』とありますが、誰のために、何のために家を建てるのかわからないほど、虚しい仕事はないと思います。同じように何のために生きているのかわからないほど虚しい人生はありません。虚しさを覚えながら答えを求めて教会へ来られた方々の中には、魂の救い、心の満たし、問題の解決を得て、感動される人たちがいます。これからは大工さんたちが建ててくださっているこの新会堂でその感動のドラマが繰り広げられていきます。その感動シーンの一旦を皆さまが担ってくださっているのです。どうぞ誇りをもってお仕事をしてください!」その後、最後のボルトを打ち込み、工事関係者の安全と祝福をお祈りし、建て方工事を終了し次のプロセスへ。
 教会の皆さまから好きなみ言葉を47個出していただいた。新会堂の壁などに掲げるために限定しなければならず、投票して数個が選出されますが、どのみ言葉が選ばれても恵まれるものばかりでした。思いの詰まったものばかりでしょうから、今回、会堂の柱に47全てのみ言葉を手分けして書かせていただきました。クロスで覆われますが、新会堂は、皆さまの好きなみ言葉に囲まれながらの礼拝となります!