先週、6年ぶりに母教会の大和カルバリーチャペルへ里帰りさせていただいた。千人を超える教会なので、私が副牧師の時代からお一人一人と時間をとってお話しできたわけではなかったのですが、強い絆を感じさせられました。ただ古い友人と会った時の懐かしい気分以上の何かがそこにあり、何だろう?と考えていたのですが、それは“祈り”での繋がりであることがわかった。祈りで繋がっている人々は、対話だけで繋がっている人よりも強い絆を感じることがある。昔、南米アルゼンチンでの教会研修へ行かせていただいたことがあった。ある教会で、日本のために毎日お祈りしてくれているという教会の子どもたちとお会いした。自分たちが祈っている日本人が来てくれたということで、大歓迎してくれた。それはただ単に笑顔で接待してくれている以上に、言葉では表現できない込められた何かがあったのを覚えている。今ならわかる。それは“祈り”の効果です。それを知ってから私もアルゼンチンのためにお祈りするようになって、遠い国ではあるが、親しく感じるようになった。
 ラリー・ドッシーという医学博士が、祈りに対する研究結果を論文に書いているが、それが日本語訳され「祈る心は、治る力」というタイトルで出ている。本人はクリスチャンではないが、「教会では祈るが、それが本当に効果があるのか?」という疑問から検証した結果が“祈りには効果がある”でした。様々な興味深い実験が紹介されていて、こう書いている。「祈りの効果は、なにも人間だけに限ったものではない。祈りは、その対象となった生き物のほとんどすべて― 人間、さまざまな細胞や組織、動物、植物、バクテリアや菌類やイーストなどの有機体― に効果をおよぼすことが立証されている。この幅広い効果を裏づける証拠は豊富にあり、その中には前にも述べたように130件以上の厳密な管理下における実験結果もある。」
是非とも祈ろうではありませんか。神はそれを望んでおられます。