今年で関西での教会開拓は11年目になるが、いよいよ次のステージへと神さまは導いておられる。現在使用させていただいている東大阪福音教会の石切チャペルは、9年前から日曜日のみお貸しいただいている。しかし今年入ってから、近々現在使っておられる布市チャペルを閉鎖して、石切に戻ってこられるとの打診があった。開拓を始めた当初、東大阪にあるマンションの集会室を使用していたが、約二年後そこが使えなくなり次の週から現在使用させていただいている石切チャペルへと移動し、そこでの最初の礼拝が洗礼式となった。午後は奈良で公民館を使用していたが、出なければならなくなり、近くのカトリック教会を使用させていただくようになり、その数か月後に初の洗礼式が行われた。そしてしばらくしてから奈良の集会も石切チャペルで午後行なうようになり、この9年間で沢山の恵みをいただいた。私たちの教会は移転する度に、色々な意味でバージョンアップしてきた。そのことを体験してきた私は、何年も前から、「この場所を出される時には、次なる神さまの御業を見る時で、もっと素晴らしいことが用意されています!」と度々話してきた。そして今、その時がきた。この日のために、他所を賃貸で借りたりすることも役員さんたちと考え、いくつかの物件を見て回ったが、割に合わないことがわかった。しかし何年も前から“自分たちの会堂”を意識しておられた方々が会堂献金をしてくださっていて、それが求める広さの土地が買えるほどではなかったが、ある程度は貯まり始めていた。私は開拓を始めてから数年前まで、教会メンバーの負担になることはしたくないと思っていて会堂建築は眼中にもなく、アピールも全くしてこなかった。しかし私の思いを超えて、喜んで自発的に献げる方々によって教会建築の夢が与えられた。今年になってから教会内外から会堂献金が与えられ、土地購入の夢が現実的になってきた。何度も「この土地が良い!」と交渉に入るとダメになること数回。その度にガッカリしてきたが、今は、神さまが与えようとされている場所に近づいていると考えるようになり平安になった。神さまの奇跡の軌跡は次回も続きます。