今年で関西での教会開拓は11年目になるが、いよいよ次のステージへと神さまは導いておられる。現在使用させていただいている東大阪福音教会の会堂は、9年前から日曜日のみお貸しいただいている。この度諸事情で、東大阪福音教会が現在使用しておられる布市チャペルを売りに出されて、石切チャペルに戻ってこられることになり、私たちの教会は出なければならなくなった。今年に入り打診されていたが、先日今年までに売れる状況になったことを伝えられた。思えば、私たちの教会は、モーセとイスラエルの民が紅海を渡るような経験を何度もさせていただいた。今から11年前、20年近く副牧師として仕えてきた大和カルバリーチャペルを離れ、関西に移住してからすぐ、同世代で庭師をしながら教会を開拓しておられる牧師とたまたま出会い、その稼業を高給でお手伝いさせていただくことになり経済的な心配がなくなった。そして同時期に教会開拓をお手伝いしたいというフリーの献身者が申し出てこられて午後礼拝を奈良の実家からスタートした。今から思い返してもどのような繋がりでそうなったのかわからないが、私が15年近くさせていただいていた3回コースの聖書入門講座をしてほしいと、他教会やクリスチャンのグループなどから要望があり、開拓最初の一年間は、毎月どこかで講師として用いてくださった。そこで救われた方々が何人か与えられ一年後に東大阪でも礼拝を午前にスタートした。開拓初期から午前は東大阪、午後は奈良の二ヶ所で礼拝をさせていただけることに不思議を感じた(当時月一で和歌山でも家庭集会)。しばらくして子供たちが増え始め日曜学校の教師が必要になり祈り始めて3週間後に突然、道本賢司先生が礼拝に出られ、牧師であるご両親の了承を得たので手弁当でお手伝いさせて欲しいと申し出てこられた。次の週から日曜学校の教師として、数年後には協力伝道師として今現在まで忠実にご奉仕してくださっていることも驚きである。そして開拓約二年後、私たちが午前と午後に使用していた別の集会場所をそれぞれ同時期位に出なければならない事態となる。神さまの奇跡の軌跡の続きは次回をお楽しみに。