人が囁きました「神様! 私に語りかけてください」
 そのときにヒバリが歌いました。しかし人には聞こえませんでした。

 人は叫びました「神様! 話してください」
 するとカミナリが空に響き渡りました。しかし人には聞こえません。

 人は見回して言いました「神様! あなたを見させてください」
 すると星が明るく輝きました。しかし人は見ませんでした。

 人は大きく叫びました「神様、奇跡を見せてください」
 すると、生命が誕生しました。しかし人は気づきませんでした。

 人は絶望の中で、大声で泣き叫びました「神様、触れてください。ここにおられることを教えてください」
 そこで神様は手を伸ばし、その人に触れました。しかし人は、そのチョウチョを払いのけました。そして、歩き続けました。

 私は神様が、小さな単純なできごとの中にも、私たちの周りにいつもいてくださるということを示して下さっていることに気づきました。

 祝福を逃してはいけません。なぜなら、それはあなたの期待通りにくるわけではないからです。 (作者不明の英詩を翻訳引用)

 先日は脳出血で倒れたお方のお見舞いに行かせていただいて、左手が動かない不自由な中におられる姿を見ながら、私たちは毎日、当たり前のようにして話し動き生活していますが、当たり前が当たり前ではなく、実は奇跡と恵みの連続なのだなと思わされました。私たちは何気ない毎日を感謝しているでしょうか? 今日も神さまに気付けますように。