四肢欠損症で生まれ、見た目には頭と胴体しかないニック・ブイチチは、今は世界を股にかけて活躍する伝道者です。最近出版された彼の著書「神さまに教えてもらった負けない心のつくり方」からの抜粋です。
 たとえ誰かに傷つけられても、自分は傷ついている人に手を差しのべよう。やさしい言葉をかけてくれる人が誰もいないときは、まず自分がやさしい言葉をかける人になろう。そして、たとえ味方になってくれる人が一人もいなくても、自分は誰かの味方になってあげよう。ぼくのメッセージはいたってシンプル。ぼくのように腕と脚のない人間でもいじめに打ち勝つことができたんだ。ならば、誰にだって同じことができるはず。ぼくは自分のどこかが欠けていると思うたびに、それをチャンスに変えてきた。それがどういう結果になったかは、ぼくを見ればわかるだろう? 人生で何が起きるかを決めるのは「偶然」じゃない、「選択」だ。いじめっ子や心ない人たちの言動をすぐに止めるのは難しいかもしれない。でも、それに対してどう反応するか、人生をどう生きるかは、自分で選択することができる。それだけの大きな力をぼくたちは持っているんだ。

 神さまは、この地上で生きる上で様々な法則を置かれました。それは、神さまを知っていても知らなくても、善人であっても悪人であっても、それ相応の刈り取りがあるというものです。選択次第によっては、商売が繁盛したり、良い人間関係を築けたり、健康に生きることができます。しかしその反対もあります。このように、様々な法則と繋がって生きているのです。ある人は、経済は祝福されていても、人間関係は滅茶苦茶というケースもありますが、これはそれぞれの分野において、祝福の法則に生きるか否かにかかっているのです。最も重要な法則は、「信仰の法則」です。これはこの地上だけではなく、永遠に関係しているものです。まずは天国に入るための選択をしてから、人生を楽しんでいくことが重要なことだと思います。祝福の法則は聖書の中に全て記されています。