私に大きな励ましと信仰とチャレンジを与えた文章をご紹介します。
 
 韓東大学が創立された初期の頃、財政危機の中で、オンヌリ教会が無条件に多くの援助をしていたとき、ハ・ヨンジョ牧師は信徒の前で「韓東大学を援助した分だけ、私たちの心が広くなったのです」と告白しました。韓東大学を援助することで、ハ牧師とオンヌリ教会がかえって困難に陥りもしましたが、最も大きな報いは「心が広くなったこと」だったと解釈できるでしょう。
多くの人は、ギブ・アンド・テイクを人生の原理としています。自分にとって得にならないことには、投資をしないのです。しかし、神と共に歩む人々は、人のために犠牲になることを恐れません。条件のない寄付、惜しみないあわれみ、さらに与えることができないことへの申し訳なさ、そういった思いで生きています。彼らは、神の原理が“ギブ・アンド・ギブ(与えて与える)”であることを知っているのです。手慣れた計算をし、「どんな報いが得られるだろうか」ということだけにこだわる生き方では、決して生きて働くみことばを体験することができません。自分が持っているもの、享受しているもの、握りしめているものを手放すなら、すぐにでも死んでしまうかのように思えても、かえってそれを手放すことで、真に生きる祝福された人生を経験できるのです。何ら報いがないように思えても、人のために自分の人生を投げ出すとき、大きな恵みが得られることを経験するのです。すぐに何かを得られるところではなく、浪費しているかのように思えるところに人生をかけてみましょう。生きて働かれる神さまを経験するでしょう。
(イ・ジェフン師著「考えを考える」より)      
 
 心に刻みながら、そのような生き方をさせていただきたいと願わされました。確かに、関西カルバリーフェローシップは、開拓1年目から、「与える教会」を目指し始めて、大きく変化し、成長していきました。願わくは、いつも与え続ける姿勢を持って歩むことができますように!

 「私たちが一生を終えてこの世に残るものは、生涯をかけて集めたものではなく、生涯をかけて与えたものである」(ジェラール・シャンドリー)