大和カルバリーチャペルで救われ、私たちの教会でも数年前にお話くださったことのあるK.F.さんのお証です。彼は教会へ導かれる10年前に、交通事故で、身体的なハンディキャップを負い、それから精神的にも障害が出て、薬漬けの毎日になり、その副作用もあって人格は変わり、薬なしでは生きることができなくなりました。それから10年後、その時の状況から脱したいと思い、環境や気分を変えるために、オーストラリアの牧場で働きながらリハビリしようと出立しました。ところが、牧場主の事情で、彼を受け入れることができなくなりました。彼が困っているところ、たまたまティーンチャレンジという薬物更正施設を紹介され、そこでボランティア・スタッフとして3ヶ月奉仕をさせていただけることになりました。その施設は、他の施設と違って薬物中毒患者に対して、薬物治療を行うのではなくて、朝から晩まで、賛美と聖書の御言葉を聴き礼拝して、薬物から解放させるキリスト教施設だったそうです。当初、彼は、そこがどういうところかも知らずに行ったのですが、驚いたことに死んだような虚ろな目をした人たちが入所してくるのですが、1・2ヶ月していくうちにその目が輝き始め活き活きと変化していくのです。そして薬物から解放されてそこから出ていくのです。そのような中で、彼はスタッフとして手伝いをしていたのですが、依存性の人たちと、毎日、聖書の話しに触れていくうちに、彼自身が癒されてしまって、薬なしで生活することができるようになったのです。そして彼は、聖書の神様は生きておられる体験をして、現地の教会で洗礼を受けました。そして3ヵ月後、日本に帰ってきて受けた医者の診断は・・・C型肝炎完治・てんかんの完治・精神疾患の完治の宣言で、薬もそれ以来一錠もとらなくてよくなったのです。ご主人の変化を間近に見ていた奥さんが「聖書の神様は生きておられる!」と、教会に来られて洗礼を受けられました。
 
 サタンは、私たちの周りの環境、状況、現実を見せて、私たちに神様の御心に反する言葉をかけてきます。「現実を見なさい! 絶対無理です。あきらめなさい! 神なんていません!」しかし神さまは、この地上に暑い夏や、凍える冬、快適に過ごせる春や秋を造られたように、人生にも四季を与えておられます。神さまの言葉で準備が整っているならば、どのシーズンでも、それぞれの美しさを楽しむことができるのです。