1988年に、Drランドルフ・バードが、サンフランシスコ総合病院の心臓病集中病棟の患者393名の協力を得て行った研究で、このようなことがなされたそうです。米国内のさまざまな場所にいるクリスチャンの集団が、指定された病人たちのグループのひとりひとりに対して祈りを行いました。そしてもう片方の患者のグループには、誰も祈りませんでした。そして祈りという要因を除いては、すべての患者は同じハイテクな治療を受けました。これは専門用語では二重盲検法という用語が使われるわけですが、つまり、患者、医師、看護婦のすべてが、誰が祈られ、誰が祈られていないかわからないよう配慮されました。その結果、バード博士は、祈られた患者の方が、いくつかの測定の結果、統計学的にみて明らかに有意に良くなっていることがわかったということです。
 また祈りの距離というものも、祈りの効果を左右する要因にならないことがわかったそうです。すなわち、東海岸側からの祈りも、西海岸にあるこの病院に近いグループからの祈りとまったく同様に効果的だったことがわかりました。
バード博士はこう言います。「もし、なんらかの物理的なエネルギーが送られているのであれば、遠距離より近距離の方が、祈りの力はよりパワフルになるはずである。なぜなら、物理的なエネルギーならば、距離と共に弱まるからである。祈りの効果は、覆って遮断したり、封鎖したりすることができない。とういうことは祈り手から相手に向けてある種のエネルギーが送られているわけではないのである。離れた場所からの祈りがどのように作用するかについては、現在のわれわれの科学は無知であるということからすれば、『神の力がはたらいたのだ』と信じる人々は、自分たちの主張にあらためて自信をもつべきであろう。このような考えは、どのような説にもまして、最良の説明のように思われるからだ。」
 何とクリスチャンではない博士の「祈り」の研究によって、クリスチャンたちが励まされることになるなんて滑稽ですが、衝撃です。確信を持って祈ろうではありませんか。私たちの奥の手は「祈り」です!