W.ミッチェルは、46歳の時に、オートバイ事故で人相が変わるほどの大やけどを負い、その4年後、今度は彼の操縦する飛行機が離陸に失敗して滑走路に墜落し、脊椎は12箇所もつぶれ、下半身麻痺となった。
彼は初対面の人にショックを与えるほどの外観と思い肉体的障害をかかえながらも、彼はボートでの急流下りを始め、結婚もした。公共事業管理の修士号を取り、飛行機の操縦も続け、環境問題に取り組み、講演活動も行なってきました。彼はあらゆるテレビ番組にも取り上げられ、多くの雑誌にも特集記事が載った。彼は聴衆にこう語りかけています。「半身不随になる前は、わたしには自分でできることが1万はあったのですが、今では9千に減ってしまいました。しかし失ってしまった1千のことにいつまでもこだわっているより、残った9千のことに力を入れる方が得策です。ご存知の通り、わたしは今までの人生で二度の大きなつまずきを経験しています。でも、だからといって人生をあきらめたりせず前向きに生きてきました。それゆえどんな困難にぶつかった時も、視点を変えると物事が違って見えることを学んだのです。そう、一歩下がってみれば、視野が広がり、『なんだ、結局のところ、たいしたことではなさそうだ』と思えるようになるのです。肝心なのは、自分に何が起こるかではなく、起こったことに対して何をするかということです。」
とても良い前向きなお話ですが、ただ「考え方を変える」とか「視点を変える」ということだけなら、巷の啓発的な物の考え方と全く同じです。私たちには、考え方や視点を変えることができない弱さもあります。「わかっちゃいるけど変えられない」のです。このような時にこそ、自分で変えようとするのではなく、神さまに変えていただける世界があることも学ぶ必要があるでしょう。「自分は、ただ神さまを信じて心にお迎えしただけなのに、自分の考え方や視点が変わって楽になった!」「このように自分が変わりました!」という人たちのお証を教会の中で聞くことができます。
「わたしは道であり、真理であり、命である」(ヨハネ14章6節)