巨大な宇宙船は、とても小さなネジ一つのために故障することもあります。小さな一つのネジが決定的な役割をするのです。神さまは、人生を造っていかれるときにも、とても小さなものを大切に用いられます。不必要に見えるものを組み合わせ、人生という作品を完成されます。小さなものを小さなものとみなさない目を持つなら、神さまのみわざを経験することができます。私たちは、小さくてつまらないものは無視して大きなものを狙いますが、神さまは小さくてつまらないものを奇跡の材料とされます。点と点をつなげて線とし、線と線をつなげて偉大な作品を作られます。ほとんどの人が小さなことをつまらないと考えて逃しますが、神さまを信じる人は、小さなことにも最善を尽くします。神さまはこの小さなことを材料とし、私たちの人生を奇跡の人生に変えられます。(イ・ギョヒョン著「人生の風が吹くとき」より)
少年ダビデは、巨人であり軍人であるゴリアテという敵を前にして、どうして後ずさりせず、勇敢であることができたのでしょうか? 彼は羊飼いという、平凡な、誰の目にも止まらない仕事をしていました。しかし、神さまから与えられた使命として、腐ることなく忠実に働いていました。実はその中で、神さまは将来に繋がる訓練を与え、人格を整え、信仰を育てておられたのです。ライオンやクマが羊を襲ってきたとき、彼は逃げることなく、倒すという経験を積むことによって、勇気が与えられました。それは自画自賛ではなく、神が自分を通して働いてくださったという謙遜からくる信仰でありました。故に、ゴリアテを前にして、「お前は剣と槍と投げ槍を持って、わたしに向かってくるが、わたしは万軍の主の名、イスラエルの軍の神の名によって、お前に立ち向かう。主は、剣や槍を用いることしないで、我々を救ってくださるのを見るだろう。これは自分が戦うのではなく、主が戦ってくださるからだ!」と宣言することができました。
あなたの前に立ちはだかる大きな巨人は何でしょうか? 主が共におられるなら心配無用! 神さまから与えられた毎日を大切に。