ある人が、魚を釣っていたのですが、釣り上げた魚をメジャーで計って、ある一定以上の大きい魚を全部捨てていたそうです。近くにいた人が疑問に思って聞きました。「どうして魚のサイズを計って、大きい魚を捨てるのですか?」その人は答えました。「これはウチのフライパンのサイズなのです。入らない魚は全部捨てているのですよ~」

私たちは固定概念をもっていて、「こうでなければ、幸せになれない」、
「あの人のような能力がなければ、用いられない」とか「環境が悪い、お金が無いから無理だ」と決めつけてはいないでしょうか? しかし、神さまが私たちに与えてくださっている恵みは、環境や状況には左右されない無限大のものです。肯定的積極的に生きている人は、その恩恵に預かっています。神さまを信じる人は、もっと神さまに近いわけですから、その無限の力を引き出すことができる特権があります。これを使わない手はないでしょう。
 オンヌリ教会のハー・ヨンジュ先生は、週に3度、5・6時間かけて透析をしながら牧師としての大きな働きをしておられた人物です。体には良いところがどこもない状況の中で、こう言っておられました。「私には、病気があるから、世界の人々が協力してくれるのです。」 病気は癒されていませんが、神さまが病という弱さを用いてくださっているというのです。もし、病気がなければ、一つの教会が衛星放送をするということは難しかったかもしれません。
聖書には、私たちが鉄の器になれるとは書いていません。離せば落ちて、落ちれば割れる、もろい土の器にすぎないのですが、その中に宝なるイエス・キリストを入れるならば、強くなれるし、輝くことができるし、勇者となることができると教えています。
どんな大きな心の傷を負っていても、弱さがあっても、自己実現ではなく神実現に生き始めると、計り知れない神の力が私たちにあらわれます。神さまのフライパンは、あなたの持っているものより大きいですよ!