アメリカでの笑い話です。
小さな男の子が、初めて教会の日曜学校のクリスマス会に参加して、そこでクリスマス・ストーリーの新しいイメージを持って、家に帰ってきたそうです。この子は、東方の博士たちが、赤ちゃんイエスさまに贈り物を持ってきたということを、劇を通して学びました。2千年前の世界で最初のクリスマスで起こった出来事を知って、早く両親に伝えたくて仕方ありませんでした。そして家に着くなり話し始めました。「僕ね~、今日、教会の日曜学校で、世界で最初のクリスマスについて学んだの~ えっと、今から2千年前には、サンタクロースがいなかったらしくて、ラクダに乗った3人の痩せた男たちが、オモチャを運んでたんだって。でもね、赤いお鼻のトナカイさんには、まだ明るい光を放つお鼻がなくてさぁ、空から大きなスポットライトで、彼らの行く道を照らしてたみたいだよ~ 昔は、オモチャを運ぶのも一苦労だったみたい~」
キリストの誕生ストーリーが、いつの間にか、この男の子の頭の中で2千年前の子どもたちに贈るオモチャの運び方がどうであったかということにすり替えられてしまったらしい・・・ 私たちは、笑ってしまうかもしれないけれど、果たして本当のクリスマスを理解している人たちがどれくらいいるでしょうか? クリスマス(Christmas)は、Christ(キリスト)とmas(礼拝)が結合して作られた言葉です。ですから、本来の意味は、「キリスト(救い主)を礼拝する日」または「キリストの誕生をお祝いする日」ということになります。このシーズンは、街もクリスマス一色になります。クリスマスケーキや、プレゼント交換、クリスマスツリー・・・楽しい気分になります。でも、本来何をお祝いしているのか忘れ去られています。クリスマスの主人公はイエス・キリストです。主役のいない誕生会なんてありえないですよね? このお方を知れば知るほど、驚くばかりの恵みの数々を体験していくことができるでしょう。
「今日ダビデの町に、あなたがたのために救主がお生まれになった。」