「世界に一つだけの花」という歌の歌詞には、聖書的エッセンスが含まれているような気がします。その中の一部を紹介します。

花屋の店先に並んだ いろんな花をみていた
ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて 争う事もしないで
バケツの中誇らしげに しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で 一番になりたがる?
そうさ 僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ 
その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい

小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから
No.1にならなくてもいい もともと特別な Only one

この曲がヒットしたのは、メロディーだけではなく、内容も大きく貢献していると思います。それは競争社会でNo.1になることを強いられ、疲れ果てた日本人が、「あなたはOnly one」だと言われることに安堵し、共感した結果だとも言えます。
赤い花が黄色い花に向かって「赤くなりなさい」と言うこともできないし、黄色い花が赤い花に向かって「黄色くなったらどう?」とも言えません。自分の色が最高だと思っていても、それは他の色があるからであって、それぞれが引き立て合って綺麗な花の束になるのです。
日本人、韓国人、ドイツ人、アメリカ人、中国人・・・それぞれ違う文化と考え方があって成り立っています。これそこが神の芸術です。
自分の価値観を押し付けず違いを理解し、本質以外は寛容であることが、私たちの教会の目指すところです。あなたも神の目にはOnly one!