研究者が発表した内容によると、世界中の人々には共通した4つの悩みがあるそうです。その一つは、「空白感」です。人間は、自分を満たすために、あらゆるものを求めて、満足を得ようとしながら生きています。
それは物であるかもしれません。知識や知恵や地位のケースもあるでしょう。でも、それらを得ることによって、満足はしないのです。ある青年が私に言いました。「自分は飲み会へ行って、みんなと騒いでいるときには楽しいけれど、終わって家に帰ると、空虚な気持ちになるのです。この虚しい気持ちは酒や遊びでは埋めることができないことに最近気付きました。」
 二つ目は、「孤独感」です。家族がいて、友人がいれば、孤独感がなくなるかと言えば、そうでもないのです。頼りになる人がいると心強いですが、心の奥底まで寄り添ってもらえる人はなかなかいないものです。ある時には親や友人でさえあなたを裏切ることがあるでしょう。人々に囲まれながら「孤独だった」「寂しかった」といって自殺してしまう有名人はアメリカには多いそうです。
 三つ目は、「罪責感」。神の裁きなどないと考えている人も、罪の自覚はあって、それを見たくない故に「神」とか「裁き」という言葉にフタをして見ないようにしているのです。人間には生まれながら、神が与えた道徳心を持っています。罪の解決を心の奥底では求めているのです。
 四つ目は、「死に対する恐怖」で、人は、どこから来て、死んだ後、どこへ帰っていくのかわからない不安を持っています。死に対する問題は、どれだけ金を積み上げても、どんな地位にある人であっても、どこの国の人であっても関係なくおそってきます。世界中の人たちが、死に振り回されながら生きている現実があります。
 これらの問題の重荷に解決はあるのでしょうか? イエス・キリストは言います。「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。」(マタイ11章28節) 人には神と歩まなければ安息できない部分があるのです。Walk with God!