幸せな成功は、結果ではなくプロセスなのです。私たちは、「幸せになるために、仕事で成功しよう」「成功するためには、環境を整え、目標を達成していかなければならない」という方程式みたいなものを持って生きていますが、この考え方には、大きな落とし穴があります。それは、最終目標にたどりつかなければ成功も幸せもないからです。そこへたどり着くまでは、幸福でも成功でもないということになるからです。
しかし、聖書が教えている幸福・成功とは、目標を設定して、そこへ行き着くまでの、すべての過程(プロセス)は成功だということです。つまり、祈りつつ前進した瞬間から、もう成功は始まっているということなのです。環境や経済が整っていなくても、すでに幸せなのだということです。
私たちは、神によって目的を持って創造されたことを知るだけで、人生の勝者であり、成功者であり、幸せ者であります。なぜなら神は、あなたをあなたとして造ったことに理由があり、あなたを今の環境の中に置かれたことにも計画があり、何一つ無駄な人生を歩んでいる人はいないからです。痛みの中で動くこともできず天井を眺めるしかない人も、精神的な弱さで何もできずに時間だけが、いたずらに進んでいるように感じるときでも、何一つ「無駄」ではないのです。これは神のみぞ知る世界であります。
アメリカの有名な発明王トーマス・エジソンの名言です。「失敗すればするほど、我々は成功に近づいている。」「失敗なんかしちゃいない。うまくいかない方法を七百通り見つけただけだ。」「成功できる人っていうのは、『思い通りに行かない事が起きるのはあたりまえ』という前提を持って挑戦している。」 どうですか? 私たちは、人生の途中のプロセスさえも楽しみながら生きることができるのです。一歩一歩、毎日毎日、神さまの計画は、私たちを通して進められているのです。
「すべて神から生れた者は、世に勝つからである。そして、わたしたちの信仰こそ、世に勝たしめた勝利の力である。」(Ⅰヨハネ5章4節)