エレノア・ルーズベルトは、アメリカ史上最も尊敬される女性として選ばれた人物です。フランクリン・ルーズベルト大統領のファーストレディーでもありました。彼女の言った有名な言葉があります。「あなたの同意なしでは、誰もあなたに苦しみを抱かせることはできません。」

この言葉を裏返して解釈すると、意味がわかります。「今あなたが苦しい理由は、あなた自身が苦しみに同意しているからです。」生きていて、苦難がないわけではありません。一つの問題が解決すると、また他の問題が降りかかるのが、私たちの人生です。しかし、それでもエレノア・ルーズベルトは大胆に言います。今、あなたが苦しいのは、外の状況のためではなく、あなた自身がその状況にあって苦痛と感じることを選び、それに屈服したからです。

私たちに降りかかる問題がどのようなものであっても、その問題に対して挫折したり絶望したり、また新しい対策を見出したり、希望を見たりするのは、その状況に接する私たち自身が何を選ぶかということによって決まってくるということなのです。 

ジェレミー・テイラーの祈りです。

富んでいても、貧しくても、主を忘れることがありませんように。希望や恐れ、喜びや苦しみ、事故や心の痛みも、私が果たすべき義務を避けさせたり、妨げたり、御心から離れさせることがありませんように。

ああ、御霊を私の内に永遠にとどまらせ、私のたましいを正しく、あわれみ深く、正直で敬虔にし、きよい御心のために堂々とし、ひたむきにし、悪には屈することがないようにしてください。へりくだり、従順となり、平和のために働き、敬虔に仕えさせてください。ほかの人々の長所をうらやまず、軽蔑されるような行いをしませんように。もしも、そのようなあやまちを犯したら、柔和と愛をもって耐え忍ぶことができるように私を諭してください。

 

願わくは、私たちの選択が神さまの前に正しいものでありますように。