マザーテレサの「自己からの解放の祈り」をご紹介します。

主よ、私は信じきっていました。私の心が愛にみなぎっていると。
でも、胸に手を当ててみて、本音に気付かされました。私が愛していたのは他人ではなく 他人の中に自分を愛していた事実に。主よ、私が自分自身から解放されますように。
 主よ、私は思い込んでいました。私は与えるべきことは何でも与えていたと。でも、胸に手を当ててみて真実がわかったのです。私の方こそ与えられていたのだと。主よ、私が自分自身から解放されますように。
 主よ、私は信じきっていました。自分が貧しい者であることを。でも、胸に手を当ててみて、本音に気づかされました。実は思い上がりとねたみとの心に、私が膨れあがっていたことを。主よ、私が自分自身から解放されますように。
 主よ、お願いいたします。私の中で天の国とこの世の国々とがまぜこぜになってしまうとき、あなたの中にのみ、真の幸福と力添えとを見いだしますように。

 人生を平安に生きることのできる秘訣は、「神実現」に生きることです。多くの人たちは「自己実現」を願うゆえに満足できないばかりか、思い通りにいかない現実にストレスでつぶされてしまっています。自己実現を求める人は、不平と不安でいっぱいです。なぜなら、自分自身の責任は自分にあるからです。でも、神実現に生きる人は平安です。なぜなら、神が責任を取ってくださるという安心があるからです。神に委ねている人は、物事がどちらに転んでも、文句を言わないで現実を受けとめることができるばかりではなく、喜ぶこともできるのです。それは「神は、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益としてくださる」(ローマ書8章28節)ことを信じているからです。
あなたの人生は誰が責任をもっていてくださいますか?