主よ、私が空腹を覚えるとき パンを分ける相手に出会わせてください。
のどが渇くとき 飲み物を分ける相手に出会えますように。
寒さを感じるとき 暖めてあげる相手に出会わせてください。
不愉快になるとき 喜ばせる相手に出会わせてください。
私の十字架が重く感じられるとき だれかの重荷を背負ってあげられますように。
乏しくなるとき 乏しい人に出会わせてください。
ひまがなくなるとき 時間を割いてあげる相手に出会えますように。
私が屈辱を味わうとき だれかを褒めてあげられますように。
気が滅入るとき だれかを力づけてあげらえますように。
理解してもらいたいとき  理解してあげる相手に出会えますように。
かまってもらいたいとき かまってあげる相手に出会わせてください。
私が自分のことしか頭にないとき  私の関心が他人にも向きますように。
空腹と貧困の中に生き そして死んでいく世の兄弟姉妹に 奉仕するに値する者となれますように 主よ、私をお助けください。
主よ、私たちの手をとおして 日ごとのパンを 今日の彼らにお与えください。
私たちの思いやりをとおして 主よ、彼らに 平和と喜びをお与えください。

これはマザーテレサの祈りでした。私たちは必要を感じる時、まず自分が満たされることを求めますが、本来はそうではないことに気付きます。まず相手の必要を満たしてあげるならば、私たちの必要は神さまが何とかしてくださるのです。難しいことかもしれませんが、本当は簡単なことなのだと思います。私たちの現実や気持ちがそれを難しくしているだけなのでしょう。
願わくは、私たちもそのように生きることができますように。