ユダヤ人の古いことわざに、「他人よりすぐれようと思うな、他人と違った人間になれ」というのがある。他者と比べて優越感に浸ったり、劣等感をいだいたりが、社会の現状です。資本主義社会は、他者と比べて競争することによって刺激しあって成長するという構図があります。   
1990年代後半以降、多くの日本企業が人事評価制度に成果主義を導入した。しかし社員のモチベーションが低下して、多くの問題が噴出し、見直しを余儀なくされた大手企業が出てきました。しかし問題が指摘されながらも現在でも上場企業の8割以上は、まだ何らかの形で成果主義に基づいた人事評価をしているのが現実です。そのような背後で疲れてしまい、多くの人たちが心病むようになったのです。
ある家族が、田舎に小さな家を建てて幸せに住んでいました。何年かしてから他の家族が隣の土地を買って、大きな家を建てました。それまで何の問題もなかったのですが、隣の家を見て奥さんはご主人に言いました。「お隣の家は大きくて立派な家を建てたね・・・うちは小さくない?」「小さな家でいいからと、同意してここに引っ越してきたんじゃなかったか? 今更何を言ってるんだ!」と喧嘩になりました。子供は隣に引っ越してきた子が新しい自転車に乗っているのを見てお母さんに言いました。「どうして僕はずっと古い自転車に乗らなきゃいけないの? 新しいの買ってよ!」お母さんは言います。「お隣の子は、勉強よくするし成績がいいでしょ!」
今まで何も愚痴も不満もなく幸せだったのに、隣を見て比べ始めてから家族の中に不和が生じたという話です。
私たちの人生は他者と比べるためにあるのではありません。神さまがあなたに与えてくださった人生を楽しむことを神さまは望んでおられるのです。ペテロがイエスさまに質問しました。「主よ、この人はどうなのですか?」それに対する答えは、「あなたにはなんの係わりがあるか。あなたは、わたしに従ってきなさい」
神さまは、一人一人に最高の人生をすでに与えてくださっています。