若い男女がひょんなことから顔見知りになり、いつの間にか二人の間に恋がめばえ、結婚するに至ったというケースがいくつかあります。
 ゴンベイ先生こと内越正俊牧師は、学生時代に聖書を読み、初めて教会の門をたたいた。教会に入ると、受付の女性が「名前と住所をここに記入してください。」と言ったので、「いやです。」と断りました。なぜなら、後で入信させられたりしたら困るからです。そうするとこの女性は、「そうですか。名前がないなら名無しのゴンベイですね。」と言いました。それで先生のニックネームはゴンベイとなりました。そしてその時の女性が今の奥さんだそうです。
 もう一つ紹介します。母教会の大川牧師の母校・青山学院大学の0教授のケースである。学生時代のある日、横浜駅のプラットホームを急ぎ足で走っていた。あまりあわてたので前にいた女学生にぶつかり、なんと、ハカマの中に足を突っ込み、いっしょに階段を転げ落ちてしまった。恥ずかしくて、何とお詫びをしてよいのやら、ほうほうのていで逃げ帰った。次の日、駅で昨日の女学生と会ってしまい、「昨日はどうもすいません。」と少し離れたところからお詫びした。一週間ぐらい経って、また駅で再会。「先週は失礼しました。」と謝る。一ヶ月ぐらいすると、また駅で会ってしまい、顔を赤らめながら、「先月はどうも失礼しました。」と詫びる。その「ハカマの女性」は、今の奥さんだそうです。
 「人生は出会いで決まる」と言われますが、結婚のパートナーだけではなく、どのような人に出会うかによって、良くも悪くもその人の人生が大きく左右し、影響を与えていくものです。そして日々出会う全ての人は、神さまから送られてきた存在として受け留めるならば、苦手な人でも、少しは優しくなれるのではないかと思います。
 本日、洗礼を受けられるご夫妻も、沢山の不思議な出会いの中で、牧師と出会い、そしてイエス様とお出会いなさいました。イエス・キリストとの出会い、そのお方とご一緒するならば、必ずその人の人生に平安と安息が与えられることを保証します。God bless you!